(ご存じですか?)
厚生労働省と環境省が連携し、令和6年度を初年度とし、毎年2月に化学物質管理強調月間を展開することにより、広く一般に職場における危険・有害な化学物質管理の重要性に関する意識の高揚を図るとともに、化学物質管理活動の定着を図ることとするという趣旨のもと『化学物質管理強調月間』が創設されることとなりました。
(いつから実施される)
期間 毎年2月(2月1日~2月28日)
令和6年度(令和6年4月~令和7年3月)からの実施ということで、令和7年2月の実施が第1回目となります。
(スローガンは?)
正しく理解 正しく管理 化学物質と向き合おう
(各事業者は何をするの)
(ア)製造し、又は取り扱っている化学物質の把握及び、化学物質の安全データシート(以下「SDS」という。)等による危険有害性等の確認
(イ)特定化学物質障害予防規則等の特別規則、石綿障害予防規則の遵守の徹底 (ウ)ラベル表示・SDS交付、リスクアセスメントの実施等
a 製造者・流通業者が化学物質を含む製剤等を出荷する際のラベル表示・ SDS交付等の徹底及びユーザーが購入した際のラベル表示・SDS 交付等の状況の確認
b SDS 等により把握した危険有害性に基づくリスクアセスメントの実 施とその結果に基づくばく露濃 度の低減や適切な保護具の使用等のリス ク低減対策の実施
c ラベル・SDS の内容やリスクアセスメントの結果に関する労働者に 対する教育の実施
d 危険有害性等が判明していない化学物質を安易に用いないこと、また、 危険有害性等が不明であることは当該化学物質が安全又は無害であることを意味するものではないことを踏まえた取扱物質の選定、ばく露低減 措置及び労働者に対する教育の推進
e 皮膚接触や眼への飛散による薬傷等や皮膚からの吸収等を防ぐための適 切な保護具の使用や、汚染時の洗浄を含む、化学物質の取扱上の注意事 項の確認
f 特殊健康診断等による健康管理の徹底
g 塗料の剥離作業における健康障害防止対策の徹底
h 金属アーク溶接等作業における健康障害防止対策の徹底
(エ)化学物質管理者の選任状況の確認
(オ)日常の化学物質管理の総点検
(カ)事業者又は化学物質管理者による職場巡視
(キ)スローガン等の掲示 スローガンは、必要に応じて以下より選択
・正しく理解 正しく管理 化学物質と向き合おう
・危険知り 管理を徹底化学物質 みんなで守れ安心職場
・目に見えないからこそ実施しよう 化学物質のリスクアセスメント
・化学物質に潜む危険 知って対策 慣れた作業も総点検
(ク) 有害物の漏えい事故、酸素欠乏症等による事故等緊急時の災害を想定し た実地訓練等の実施
(ケ) 化学物質管理に関する講習会・見学会等の開催、作文・写真・標語等の掲示、その他化学物質管理への意識高揚のための行事等の実施
